路地裏
2008 12 05

狭い路地を抜けていくと
その先はどうなっているんだろう

取材を続けて歩くうちに
自分がどこまで来たのか
分からなくなる事がある

特にスケッチしながら
メモ書きしていると
気がついたときには
迷子になっていて
それでも続けていくと
いつの間にか
最初の場所に戻っていたり
こんな処まで来ていたのかと
呆れてしまう事がある

作品は現実にはない
架空の路地裏
その狭い路地から
野良猫がこっちを見ているかもしれない
自分のわがままを
そのまま形にしているので
そこにミニカーを飾ろうとする人とは
感性を共有できるに違いない

果たして
この作品を気に入って下さった方の手に
わたる事になりました
この場より
お礼申し上げます
ありがとうございました
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文京区本郷六丁目
2007 12 10

私的東京百景
その4作目となった場所は
文京区本郷六丁目

言問い通りの菊坂下と
東大農学部の中間あたり
陸橋と石段のある風景を選んだ
これまでの作品同様
かつて移動に使っていた道で
現在目にする事はまれになったけれど
かつては学生相手の旅館や
木造アパートが並んでいた
地方からの修学旅行や
受験の時期になると
一風変わった賑わいを見せていたのだろう

坂を上って東に向くと
その先は神田 お茶の水
更に上野 浅草

現在の東京を象徴する場所からは
一本横に逸れたところにあるけれど
昔の空気がかろうじて残っていて

ぎりぎり間に合った
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文京区本郷六丁目 その2
2007 12 09

この景色の外側は
病院やマンションが並んでいる
開放感を感じるのは
ミニチュアの世界だけになってしまった

右側の男は
もしかすると私かもしれない
とすると左の女性は・・・

この場所を知る人とは
後先の事で話が弾む

この場所を知らない人とは
私の印象を共有する事が出来る

どちらも嬉しい来客である
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駒沢橋 その1
2007 07 05

私的東京百景
今回はその3作目

場所は世田谷区にある駒沢公園
駒沢通りが下を通る歩道橋が今回のテーマ。
実は私の母校がこの近くにあって、
当時柿の木坂に下宿していた頃の
通学路でもあった。

あの頃は夜中に首都高速でアルバイト、
昼間授業を受けて、夕方眠るという日々だった。

忙しさという点では今とあまり変わっていないけれど、
この場所に来るたびに懐かしい思いをしていた。

この場所が出来たのは東京オリンピックの年。
およそ40年前から殆ど景色が変わっていない。
私と同じような思いをしている方が
少なからずおられると思う。

ここもまた
残っていてほしい場所。
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駒沢橋 その2
2007 07 04

駒沢公園といえば
都内でもまとまった緑のある場所で
その成り立ちから
スポーツイベントがあったり
気軽に運動を楽しんだりできる

自分もかつてはこの施設を利用して
テニスをしたり自転車に乗ったりしていた

昔 都内で仕事をしていた頃も
ここを通るたびに
自然を感じる事が出来て
わざわざ回り道さえしていた

現在では仕事場のある場所から
車で30分も走らぬうちに
誰もいない森の中に立つ事が出来る

暮らしている環境が違えば
自然に対する基準もまた違ってくるから
どちらも同様に気持ちのいい場所と
思っている

それはそれ これはこれ
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駒沢橋 その3
2007 05 03

「駒沢橋」の上から駒沢通り北側を見おろす
オリンピック公園を繋ぐ歩道橋だけど
立派に名前がついている

同じく橋の上南側から
この橋の上は幅がかなりあって
テニスコート1面が収まるくらい
もちろんプレイは出来ません

駒沢通り南側の歩道
この近くにドッグランがあって
休日にはクルマで一杯になる
お父さんたちも大変だけど
愛犬もまた大変だ

学生時代に住んでいた部屋から母校までの
通学路になっていた場所
30年経っても雰囲気は変わらない

この写真を眺めていると
いつでもあの時代に戻る事が出来る

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裏通り
2007 04 09

たとえば
旅する為に旅に出て
部屋に荷物を置いたあと
あてもなく裏通りを歩いていると
小説のページを
開いたときに似た感じがする

確かに自分はそこにいるのに
周りの空気でさえ
他人事の様に流れていく

そこを抜けて
見知った元の通りに戻ると
本を閉じる様に
意識までもが切り替わっていく

車一台が
やっと通るくらいの裏通り
そこには極めつけの別世界があって
きっかけを掴むたびに
作品にしている
世界中の路地裏を集めた
写真集があって
今回はその1ページを選んでみた

見知らぬ街の
見知らぬ景色
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