fc2ブログ


大切な消耗品

2009 04 30
筆こそは、なくてはならない大切なもの。
しかしまた、筆は限りある消耗品。

ジオラマやミニチュアを製作する時の重要なツールではありますが、
これはピンキリです。


IMG_1113.jpg

大雑把に言うと豚毛など腰のある硬いものと、
イタチなど細い毛で柔らかいものを使い分けています。

IMG_1116.jpg

これは定番の筆2種類。
ザ・100yenショップのもので、2本で105円。
しかし!
侮ってはいけません。
腰の強さといい太さといい、絶妙です。

私の癖というか、好みというか、
筆を叩きつけるように塗る事が多いので、
穂先はすぐに開いてしまいます。
開かないほど硬いものは逆に塗りにくくて使えません。
自分に一番合っている筆が50円、
ラッキーですね。

IMG_1120.jpg

ちょっとボケてますが、
スクリプトブラシ。
細い線を長く引く時に使います。

実は去年、一番気に入っていた筆が寿命を過ぎて、
2代目のものなんですが、
どうもしっくり来ていません。
使えなくはないんですけど・・・現在中継ぎ登板中ということで
リリーフを探しているところです。

筆を選ぶのに一番困るのは
試し描きができない!
見た目だけでは分からないので、
このタイプは値段で選ぶしかないようです。

IMG_1121.jpg

これはおなじみの面相筆、版下用です。
版下なんて、本当に死語になっちゃいましたねぇ。
今時レタリングなんて誰もやらないだろうな・・・

昔々写真製版の仕事をしていた時期があって、
面相筆の善し悪しはそこで覚えました。
これは駄物を掴まされると仕事になりません。
無理してでもいいものを買わないと、くずを筆立てに入れても
邪魔になるだけです。

IMG_1122.jpg

これはウェザリング専用にしている2本。
手前がレギュラー、奥がハード。
ウェザリングといっても、ドライ、ウェット、ウォッシングと
いくつかのパターンがありますが、
ウェットの場合、「硬い」と「柔らかい」の中間くらいを探して、
更に穂先をカットしてちょうどいいところを作ります。
これもまた画材屋さんで穂先をつまむ訳にはいかないので
ギャンブルするしかないんですが、
当たりを引いた時は、幸せな気分で仕事ができます。

筆は重要な道具で、きちんと手入れすれば随分長く使えます。
ただ、私の場合あまり神経質に扱う事はしていません。
最低限の気配りさえあれば、と思っています。

家具職人だった祖父の銘言
「道具は飾りじゃねえんだ そんなに大事なら戸棚にしまっとけ」

まいったな・・・実は1本あるんです。
いい筆が、引き出しの中に・・・
いつか使おうと思ってるんですが、

おじいさんの言うとおりにしましょう。





------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

スポンサーサイト



長いつきあいの・・・

2009 04 29
ジオラマやミニチュアを作る時、
基本的に「切った」「貼った」「塗った」で出来上がりです。
きちんと切ってこその刃物。
ですが、私の場合ごく普通の市販品を愛用しています。

ブレードをパチパチ折って使うカッターナイフ、
ペンタイプのデザインカッター、
その他ノミや彫刻刀を使いますが、
今回はカッターナイフ。

IMG_1110.jpg

これは随分長い付き合いになるカッターナイフで、
どちらも20年くらいになりますが、今でも絶好調の現役です。

自作ツール以外の道具については
基本的にどこででも手に入るものと決めています。
が、カッターナイフも2種類あって、一方はコンビニでも買えますが、
他方はちょっと探さないと見つかりません。

IMG_1111.jpg

こちらは標準的なカッターナイフ。
黒い替え刃は刃先が薄く切れ味もいいのですが
先端がすぐに折れてしまって厚物を切る時には向きません。

IMG_1112.jpg

そしてもう1本。
一見同じように見えますがラチェットの部分、
間隔が半分になっています。
カチカチッ、の間にもうひとつカチッ、が入る感じで、
ホルダーから刃を出す時に微調整ができます。

切る材料の性質と厚さによって使い分けていていますが
主に使うのは後者の方に偏りがちです。

厚さが変わると刃の出し方も変わるし、
直線カットとフリーハンドでも変わります。
微調整のできる方が使い心地がいいので
ついこっちを取ってしまいますね。
いずれにしてもこれがないと作業が始まらないので
机の上にはいつも3本置いておきます。

切ってこその刃物。
とはいえ、気に入った道具に出会うまでには
何度か残念な思いをする事がありました。
選ぶ時の基準にしているのが「見た目」
それで失敗した事がありますが、基準は変えません。
髪の毛1本を半分に切るくらいのきわどい時もあるから
手にした時安心できる道具を持っていたいと思うんです。

やっぱり、ツールフェチですね。






------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

今日のスペシャル

2009 04 26
今日は特別の日です!

特別の日は1年に4回あります。

特別の日にはピザを焼くのが我が家の決まり。
1年に4回しかないので準備している時から盛り上がります。

IMG_1079.jpg

強力粉 塩 ドライイーストを混ぜてぬるま湯を加え、

IMG_1085.jpg

台の上でひたすらこねます!

IMG_1087.jpg

15分くらいこねたら保温して発酵させ、

IMG_1090.jpg

40分ほどでほぼ倍の大きさになります。
これでピザ生地のできあがり!

IMG_1095.jpg

一品目はチーズピザ。
4種類のチーズをちぎって載せれば準備完了!

IMG_1096.jpg

2品目はトマトとアンチョビのピザ。
毎回これは定番になっていて、
刻んだトマトを炒めてアンチョビで味付けするだけのシンプルなピザです。

IMG_1098.jpg

焼き上がったら自家製ジェノベーゼソースを載せて出来上がり!
今回は選んだチーズが良かったのか、ジェノベーゼソースが
相性良かったのか、これまでで一番の出来でした。

IMG_1100.jpg

一方こちらは毎度おなじみのピザです。
我が家のピザパーティは歴史が長く、
10種類以上のピザメニューがありますが、
トマトとアンチョビのピザは毎回必ず登場します。
缶詰とはいえ、その時々で酸味が違うので
見た目は同じでも味は少しづつ違っています。

特別な日は度々あるものではないので、
手間を掛けて、相手に感謝しつつ、
おいしく頂くべきだと思っています。

これから先、特別な祝い事が増えたら
ピザを焼く日が増えていく事になります。
それはそれで歓迎ですが、
滅多にないから特別なので、
このくらいにしておいた方がいいのかもしれません。

おいしくて嬉しい、今日は特別の日



私の誕生日でした!

------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

この景色を作った時 「カスタムガレージ」

2009 04 26
1/24カテゴリーで紹介したとおり
これがプロ入り初の作品です。

blog-cus4.jpg

初めてジオラマを作ろうと思ったのは中学2年の頃、
鉄道模型(Nゲージ)のレイアウトを作りかけたのが最初です。

「作りかけた」・・・そう、途中で挫折してしまったんですが
経済的な理由が第一でした。
やはり中学生の小遣いでは続きませんでしたね。

その後長いブランクの後、
いまから20年くらい前に模型作りを復活させて
当時は1/24スケールを中心にしたジオラマやミニチュアの製作を続けてきました。

blog-cus5.jpg

今改めて眺めてみると、
相当肩に力が入っていて、
それでいて自分なりの不満が目についてしまいますね。

これはずっと変わらないのかもしれません。
完成直後は良くできたと思っていても
新しい素材やそれまでになかった技術を身につけた後では
「ここはこうしておいた方が・・・」
なんて思ってしまう。
難しいですね、いつまで経っても。

blog-cus6.jpg

とはいえ、
デビュー作というのはちょっと特別な思いがあります。

これまでに製作したジオラマやミニチュアは
それぞれ全てがベストワンで、
それぞれ全てに自己ベストを更新しています。

それでもこの作品には帰るべき初心が込められているという点で
私の基本といえる作品かもしれません。


この作品の記事URL
http://minilabo.blog113.fc2.com/blog-entry-4.html

モノクロ画像はこちら
http://www.mini-labo.net/gallery24-1.html

------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

台所に立つ! その訳は・・・

2009 04 24
ジオラマやミニチュア作品を紹介するブログに、
何でイカや大根が出てくるのか?

変だと思われる方が当然いらっしゃると思います。
突き詰めてしまうと食い意地が張ってるからなんですが、
料理って楽しいですよ!

ミニチュア製作と料理

一見別の世界のように見えますが、
意外に共通項があるんです。

素材を加工して人が楽しめるものを作る。
見るか食べるかの違いはありますが、
どちらも人の心の深いところに
あったかいものを置いてくる事ができます。

材料を刻む作業はほとんど同じだし、
味付けと色の調合は元に戻せないところまで同じですね。

製作途中に長めの乾燥時間が必要になる事があります。
焦って手を出すと仕事を増やす事になりますから、
そんな時に台所に立って料理をします。

家人の名誉の為に言っておくと
決して彼女の料理が下手だからではありません。

たまに自分で料理を作ってみると
作ってもらった時にありがたさが倍になります。
ちょうどいい気分転換にもなるし
時には製作のヒントが台所で見つかる事も。


そんな私の一面を背景にして、
これまでの作品を見ていただくと、
下味のような、表面に出ない状況設定とか、
いわゆる隠し味のような質感、
スパイスを効かせた色の感触を
確かめる事ができるかもしれません。

〔みにちゅあらぼらとり〕の製作するジオラマやミニチュアは

ほんの少し前の記憶にある景色だったり、
どこにもない未来の記憶にある路地だったりします。
しかもそれは製作を依頼される方の記憶をたどる時もあって、
それはまさに料理を作って楽しんでもらうのと全く同じものですね。

仕事も料理も
楽しいですよ!









------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

この景色を作った時 「路地裏」

2009 04 21
1/43スケールのジオラマを製作しているのは、
ミニカーと鉄道模型に共通するスケールだという理由があります。
もちろん他のスケールにも共通しているものもあるのですが、
ディテールとジオラマ全体のサイズの最良の妥協点、という側面もありました。

blog-str2.jpg

いくつか製作していくうちにおもしろそうな「壁」に直面することになるわけです。

「路地の景色を作りたい」

しかし、路地というからには道路の両側に家なり壁なりがなければならず、
横から眺めるというジオラマの視点からいうと、
ちょっと無理のあるレイアウトではありました。

ミニカーを飾る為の背景としては致命的ですよね。
陰に隠れて見えない訳ですから。

blog-str1.jpg

この景色は現実にはない架空の世界です。
「あるかもしれないよな」
と言う思いと
「これならいけるだろう」
という思いの
一つの妥協点でもありました。

blog-str5.jpg

このレイアウトに決定するまで、
10回以上スケッチをやり直し、
2週間近く構想がまとまらなかった割には
実際の製作に10日前後しかかからなかったという
ある意味時間を贅沢に使った作品と言えます。

架空の景色というのは
取材の必要がないし、実物に忠実にする相手もないので、
製作に入ってしまえばこっちのもんですが、
「これでいこう」と決めるまで大変な思いをしてしまいます。

頭の中にある無数のアイディアを
繋いで削って組み合わせ、
完成までの間、その映像がぶれない様にするのもまた
大変とも言えるのですが、

将棋で言うと10手先まで頭に入れておくという
それに近い作業を維持するのもまた
「壁」を越えるのに必要な事で、
逆にそれが楽しさの一つでもあったりします。

(この作品の記事URL)
http://minilabo.blog113.fc2.com/blog-entry-7.html

(モノクロ画像はこちら)
http://www.mini-labo.net/gallery43b-1.html

------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

今日の初物

2009 04 17
この間家人がまた頂き物をして帰ってきました。
(ほんとにお世話になってます。我が家のエンゲル係数に
どれほど寄与している事か・・・

その中にトカゲのしっぽみたいなやつが・・・



CIMG6195.jpg

アロエかっ

正しくはアロエベラ
食用で身体にいいらしい・・・

外側の皮をむいて水にさらして出来上がりらしいのですが、
とりあえず見学です。

水にさらしたあと、刻んで盛りつければ出来上がり!

CIMG6198.jpg

見た目はほとんど透明で、かなりトロ~ッとしてます。
箸でつまむとオクラのような糸を引いて、
外側の見た目とは随分違うんですね。

CIMG6201-1.jpg

今回はわさび醤油で頂きます。

見た目通りトロ~ッとしていて、
ちょうど刺身こんにゃくのような食感ですが・・・


味は・・・


わさび醤油味でした!

この次は黒蜜で頂こうと思っています。
不思議な食感の初物でした。



------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

 | HOME | Next »