fc2ブログ


記憶の鍵

2009 06 19
昨夜仕事に集中するあまり、
二人とも夕食を外してしまいました。

どうも集中すると他の事が意識からすっぽ抜けるらしく、
それが二人に共通しているというのも
なんだか困ったもんです。

「寝食を忘れて・・・」なんて言いますけど、
食う事を忘れるなんて、よほど集中してたんだな。

低血糖で手が震えているのに気付いたのが夜中の1時。
ようやくジャンクな夜食となりました。


カップヌードルを食べていて
いきなり高校の期末試験とピンクフロイドを思い出しまして、
そういえばあの頃夜中に絵を描きながらよく食ってたよなぁ・・・なんて
どんどん記憶が湧いてきました。

昔聴いていた音楽が
当時の記憶のふたを開ける事はよく聞いていますが、
私の場合、味覚がその代わりを務める事もあります。
きっと記憶のキーワードとして関連づけされているのかも知れませんね。

例えばルートビア。
30年前、先輩に連れて行かれた自由が丘の店で初めて飲んだ日のことは、
こいつを飲むたびに今でも店のディテールまで思い出します。

ピクルス。そう、酢漬けのあれです。
小学生になる前、父親に連れられて電車に乗って映画を見に行った帰り、
駅でサンドイッチを買ってもらい、その中に入っていたピクルスの味は
強烈な印象でした。ぱさぱさの食パンと薄いハムだけのやつでしたけど、
嬉しかった。
戦車がたくさん出てくる戦争映画でした。テリーサバラスやロバートライアン、
ヘンリーフォンダがいて、今も時々見るけれど、
そこから当時の記憶は出てきません。

パンケーキやおはぎ、生姜焼き定食に付いてくるポテトサラダ、
他にもたくさんありますが、
一番遠いのは4歳の頃に父親の通う喫茶店で食べたホットドッグ。
生意気でしたねぇ、子供のくせに。
今から50年近く昔の事です。
今どこを探しても同じ味のものはないんですが、
ケチャップの代わりに辛子マヨネーズを使っていて、
紙ナプキンで包まれていて、パンといいソーセージといい、何とも言えないうまさでした。



特に大切にしていた訳ではないんですが、
味覚の記憶、というか味覚と記憶のリンクが強いような気がします。


それにしても

「おふくろの味」という味覚の記憶があまり残っていないのは
やはり親不孝でしょうか?














------------------------------------------------------------------------
ランキング参加中!応援クリックありがとうございます
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ   人気ブログランキングへ

ワンクリックで足跡を残せます。
おきてがみ
------------------------------------------------------------------------

Comment

管理者のみに表示