この景色を作った時 文京区本郷六丁目 続
2009 07 25

今思い返せばきちんと測っておけば良かったと反省しています。
橋の高さ、というより上を通る道路の高さが分かっていなかったので
全体をイメージできなかった訳です。
やはり1回の取材で全ての情報を手に入れるのは難しく、
抜けた穴を作業場で埋める仕事が増えてしまいましたが、
仕事ならちゃんとやれ、って話ですね。

この石段、両脇にスロープが付いていて
昔は車も通っていたのでは?と思うくらいの幅です。
実際、上を通る道路は一方通行ですが車も通っていて
道幅もほとんど変わりません。

現地を取材していると、
その地形や道路の昔はどうだったんだろうと推理する事があります。
このあたりは切り通しというか浅い谷のような地形で
もしかするとこの橋は架かっていなかったかも知れない。
もっとも昔は交通量も今ほど多くはないから
立体交差にする必要もなかっただろうし、

このあたりにある石垣や家の造りと比べても
この陸橋はずいぶん新しい構造をしています。
とはいえ50年近く経ってるのかな。

この景色を作って一つ気になった事がありました。
模型を作った経験のある方は御存知の汚し塗装。
ウェザリングという方法でちょっと汚れた質感を表現するんですが、
ポイントとしてやり過ぎない事、と言われています。
やり過ぎると本当に汚してしまうので、確かに重要なポイントです。
取材中もその汚れ具合を見ておくんですが、
壁面などが思ったほど汚れていません。
周囲に木が多い為かと思いますが、緑色のこけのような色が目立つ程度で、
手入れをしているのか、汚れなくなったのかは解りませんが
想像していたよりもきれいでした。

そしてここは、私の好きな景色です。
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