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温度と湿度の事

2009 05 29
作業場の暖房もいらなくなって随分経ちました。
日中の気温も高すぎず低すぎず、
過ごしやすい気候が続いています。

IMG_1563.jpg

1年に2度、作業に最適の季節があって、
その1度目がちょうど今頃。

塗料や接着剤の乾燥、硬化時間が安定していて、
作業中、自分の想定時間とぴったり合います。
特に晴れた日などは湿度も低く、
色の調合にも失敗がありません。

水性アクリル絵の具(リキテックス)は
調合時と乾燥後で色調が変化します。
「落ちる」と呼んだりしてますが、
その「落ち」具合を判断しやすい気候でもあり、
これが1年中続いてくれたら楽なのに、と思ったりします。

空調で強制してしまう、という手もありますが、
製作者本人の身体が嫌うので
逆にその日の状態につきあう事にしています。

IMG_1560.jpg

ごく標準的な温度・湿度計が塗装ブースの上に付いています。

作業に最適なこの時期にはあまり見る必要はなく、
むしろ夏と冬が問題。

気温が低いと揮発・蒸発・反応が遅くなって
次の作業まで手を出せない「待ち時間」が長めになったり、
室温を上げて調整したりと、補助作業が増えてきます。

反対に気温と湿度が高いと、
「待ち時間」が短くなるので手早く作業したり、
塗り方を変えたりする必要が出てきます。

特にツヤを出す塗装をする時、
夏場は「カブリ」に注意しないといけないので
その判断をする為にもこの道具は欠かせません。

その日の状態を温度・湿度計から読み取って
しなければいけない事と、
してはいけない事を決めています。

逆らってはいけない相手です。







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おきてがみ
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